「標的の島 風かたか」上映会に寄せて

沖縄の基地建設への抗議活動には、決して少なくない若者が参加しています。
「標的の島 風かたか」にもそんな若者たちの姿が描かれています。
 前回の「戦場ぬ止み」北杜上映会の時、ミニライブをやってくれたMiraとHIRO。
彼らも辺野古へ行き、感銘を受け、その後のライブでは曲の合間に切々と沖縄のことを訴えかけています。
そんなMiraとHIROが文章と写真を寄せてくれたので紹介させていただきます。

" 高江を見すごしていると、あなたの暮らす場所がいつか高江になる。
       辺野古のSOSに気づかぬふりをしていると、

                  いずれあなたのSOSをスルーする国になる。
私は、三上智恵さんのこの言葉を何度も思い出します。
2015年9月6日、私は山梨県北杜市での「戦場ぬ止み」上映会にて、自分のウタを歌わせていただきました。
「戦場ぬ止み」は、三上智恵監督の作品で、沖縄の基地問題を取り上げているドキュメンタリー映画でした。

 ショッピング、スポーツ、飲み会、バラエティ番組、カラオケ、ゲームセンター。
いつも通りの、これまで通りの意識で暮らしていれば、きっと大多数の人が与えられた日常の中で、それなりに楽しく過ごしていけると思います。
でも、私達のこの日々の中に、見るべきもの、知るべきもの、考えるべきもの、護るべきもの、向き合うべきものは、たくさん在って。
それは何故かって、だって、、、
これ以上、後悔したくない。
これ以上、誰が悲しむのも、犠牲になるのも、泣き叫ぶのも、殺すのも、殺されるのも、見たくないから。
〝失ってから気付いた〟だなんて、言ってほしくないから。

悲しみは、何処に行くのだろう。
涙は、誰に届くだろう。

今、自分達の国で起きていることを知ってほしい。
私も知りたい。
私が生きている、この世界のこと。
何故なら、この尊い世界で、あなたと生きていきたいから。
あなたと私が生きている世界を、大事にしたいから。
生かされることで、魂が震えるくらいに美しいものを教えてもらったから。
どうか、心の痛みに寄り添える、優しい国になりますように。
目の前の全てを、自分自身を、命を大切にできる、優しい優しい星になりますように。
Mira


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